集中豪雨の爪痕

嫌な予感がしながら現場へ。途中の景色に、昨夜から今朝に掛けての集中豪雨の爪痕が生々しく残る。泥だらけの道路、冠水した道路、異常な水位の水田や水路。現場に近づくに連れ、嫌な予感はますます強まる。
現場にはすでにM主任が来ており、施設内の修景池で途方にくれたように立っていた。何事かと彼の元に行くと、なんと池の水位が道に溢れそうなほどに上がっており、芝生だったところに金魚が泳いでいたのだ。修景池周辺はこの現場で最も低い場所なので、周囲の道路から雨水が入り込んでしまったのだろう。池水を濾過する装置を点検し、目詰まりを修復したらポンプも正常に稼働し始め、水位は徐々に下がり始めた。
施設の方はどうか?建屋にはいると、満水寸前。M主任によれば近所に住むO次長が夜中の2時に対応してくれたらしい。それでなんとか満水で済んでいるとのこと。やむを得ず増水分を未処理で排出して対応。途中、巡回に来た役場の人にも状況を説明して、対処方法を納得していただいた。
一通り作業が済んだところで、私は先に帰ったが、M主任は正常運転に戻るまで見守るということで現場に残った。集中豪雨はまだ続くだろうか?