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今日のお昼は、たまたま所用で昔在籍していた部署に出かけていたので、久しぶりに昔良く食べていた店に行った。元同僚のH先輩に付き合ってもらった。
いくつか候補はあったけれど、何件かは潰れてしまったということなので、寒かったこともあり味噌煮込みうどんの「にこみ亭」へ行くことにした。この店には実に良く通った。冬場の定番として通ったが、夏はそうめんや蕎麦もまぁまぁいける。ここの味噌煮込みの特徴は鯖節やムロアジの出しを効かせた辛口の味噌味と、何よりその安さにある。親子煮込みで720円は、お高くとまった山本云々よりもはるかに安く、しかし味は決して負けていない。個人的には甘口の山本系よりも辛口の煮込み亭の方が美味しいと思う。
店に入るなり、迷わずいつも頼んでいた「親子、小ライスで」と頼む。運ばれてきた親子煮込み+小ライスを前に武者震いがした。実に6年ぶりの煮込み亭の煮込みうどんである。まず、つゆを一さじ飲む。鍋肌に焼かれた味噌の芳醇な香りが鼻を突き抜け、魚のだしと八丁味噌の強烈な旨味が口に広がる。これです、これです、この味です。久しぶりと言うこともあってめっちゃ美味い。無我夢中でうどんを食べる。そう、味噌煮込みうどんの麺は固いので啜れないのだ。よって食べるという表現になってしまう。うどんを全部食べ終わる頃には、卵が程よく温まる。取り皿にご飯を適量移し、ここに温まった卵を入れ、汁をたっぷりいれレンゲでかき回す。卵と出しの効いた味噌とご飯が渾然一体になって、、、とにかく美味い。これが楽しみで親子煮込みを注文するくらい美味い。残りのご飯は、お新香で頂き、汁は最後まで飲む。6年ぶりの煮込み亭の味噌煮込みは、実に美味かった。堪能した!ごちそうさま!