花見

誰も付き合ってくれなかったので、一人で花見に行った。行き先は近所の桜で有名な公園と川沿いの桜並木。ちょうど天気も良く、適度に風も吹いて桜吹雪が見れた。桜自体はもう3割ぐらい散っていたのが少々残念。満開から散るところが見たかったのだが仕方が無い。
それにしても、公園と言い、川沿いの桜並木といい、この街に住み始めた10年前に比べてずいぶん立派になった。あの頃はまだ若木と言えるようなきゃしゃな木だったのが、幹がどっしりと太くなり、枝ぶりも素晴らしくなり、立派な大人になったという感じ。おかげで、以前はさほど居なかった花見客も今は多い。
桜は何故いいのかと前にも書いたけれど、ひとつには木全体に花が咲き乱れるところがあるのではないかと思う。こういう木も少ないのではないか?大抵は葉も同居していなかったか。他の理由としては、春は花、初夏には新緑、秋には紅葉と、1年を通じて変化を楽しませてくれるところか。
ところで、困ったことに、この界隈でも桜の枝を切る馬鹿が出没し始めたようだ。切り口が素人臭いし、中には無残にも折り取ってあるものもあった。桜を折るのは馬鹿がすることではなかったか?年配の方に多いそうだが、どうか謹んで頂きたい。