工事の人から聞いた嫌な話。数年前の大きな物件で、下請けさんで揉めていたところがあったのだが、一度は引っ込めたのに今になって訴訟を起こしてきたらしい。内容は代金未払いや一部追加工事の請求の件らしい。その工事は私も手伝いに行っていたのでどんな下請けさんなのかよく覚えているが、お世辞にもそんなことを堂々と請求できるような業者ではなかったと思う。むしろ、こちらが違約金を請求したいくらいの盆暗業者だった記憶が…。それに、今になって請求してきたのは、裏で誰かがけしかけたんじゃないかという疑惑が…。職人さんたちには、彼らの仕事を上手く束ねて割り振っている団体のようなものがあるんだけど、その団体に対して別件で何か不義理をしてしまったのではないかと。つまり報復としての訴訟。最近のウチならありうる。そういう縁の下の人たちに交渉できる責任者が減ったからなぁ。
それはそれとして解せないのは、その責任を取らせる形でY理事が辞職すること。確かにあの仕事のとっかかりはあの人だったけど、その後はY理事から役職を奪って他の取締役が引き継いだ形になっていたんだし、実務をしていたはずのY専務が責任をとるべきではないのかと。だいたい、Y理事は裏方さんたちに話をつけられる人なんだから、早い段階でこの人に訴訟の話を伝えておけば訴訟の取り下げも交渉できたのに…。あーあ、こういうことに対処できる人を辞職に追いやってどうするんだろう?今のお坊ちゃま社長じゃ、どこぞの首相みたいにボロボロになりそう。