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今日は休日出勤。
家族からは非難GO!GO!
どうせ天気も悪いことだし、やること山積みの状況での連休よりは、少しでも仕事を進めておきたい。学生の頃の自分からは想像もつかないほどの、ワーカーホリック振り。夕方からは来期の上司になる部長からのお誘いで、開発の決起飲み会がある。部長が開発の展望をどう考えていらっしゃるかは大変興味深いところだ。
飲んだ。飲みに飲んだ。部長の話も聞いた。来期の上司となる部長は、K部長と呼ぶが、元開発の担当取締役だったが、営業・工事担当取締役として、一旦離れてしまっていた。今期、私が商品開発に成功したのも、そもそもこのK部長の強い後押しあってのことなのだ。
そのK部長が、今期のことでは吼えていた。
K部長はこの苦しい中、なんとか業績を達成していたにも関わらず、決算の取締役会で数字を改竄され、達成していないこととされ、減らされた分が業績未達成の部署に配分されていたらしい。そしてK部長のボーナスは0とされたらしい。この評価に、さすがのK部長も今度こそ会社を見限ろうと考えたらしいがボーナス支給の直前になって会長から呼び出され、ほんのわずかだが支給をされたらしい。世話になった会社なので、言いたいこともあったが腹に収め、もう1〜2年頑張ろうと決心したそうだ。
K部長いわく、最近は会社の考えと自分の考えがかけ離れることが多くなってきたらしい。原因は、会長・社長の腰巾着、あるいは単なるスピーカーに成り下がったY専務にあるとのこと。昔の取締役会は、自由に発言ができたが、今はご意見番的なY専務が腰巾着になってしまったので誰も何も発言できなくなっているらしい。会長・社長が裸の王様になっているのだ。他にもいろいろ聞いたが、とにかく今の会社は、現場を知らない、知ろうともしない新社長の方針で技術が軽んじられているから、技術部門を任された来期は、技術部門の重要性を認識させてやると息巻いていた。これには、私もM次長も後輩のMも、思いが同じだったということで絶対に来期は、社長を見返してやると、互いに誓い合った。
K部長は本当に腹を割って話してくれる。理屈も大事にするが、人情も大事にする人だ。この人は裏切れないと思った。私も、一時は転職を考えたが、K部長を信じてもう少し頑張ってみようと思う。それで駄目だったら、本当にこの会社を見限ろうと思う。
今日、部長から聞いて肝に銘じようと思った言葉
『会社のために技術を習得しようと思うな。他ならぬ自分自身のために技術を習得し、高めろ』
『どこの会社にも似たような問題はある。転職するにも転職先の問題点まで調査し、吟味するくらいの
気持ちで探せ。安易に一時の感情だけで転職するなよ』