先生の変化
Rくんの連絡帳に挟んであった書類に書かれていた特別支援学級担当の先生のコメントに変化が見られた。毎月恒例の、Rくんに投与している薬の影響を見るために記入をお願いしているアンケートのことである。今までの先生の態度は、医者に何が分かる、現場を担当している我々が一番分かっているんだというふうであり、アンケートにも批判的で非協力的だった。しかし、今日のコメントには主治医に対してアドバイスを求める内容になっていたのだ。
やはり昨年4月に学校が2つに割れて新しい学校が出来、半数の児童がそちらに移ったのだが、そのときに支援学級から普通学級へ移籍した子がいたのだ。R君の1年先輩であり、同じ障害を持つK君は、二次障害で皆の前で言葉が出ない。本人の希望で移ったらしいく、ご両親も集団の中に入ることで言葉が戻ることを期待したらしい。しかし、現実はそうはいかず、彼は約1年経つ今も言葉が出ない。そのことでクラス内でも孤立し、いじめられ、大変辛い目にあっていたらしいのだ。
それが、最近になってO先生の耳にも入り、発達障害児の普通学級への移籍を簡単に考えていた身としては大いショックを受け考えさせられたようだ。それでか、今まで無視していた専門家に意見を求めるようになった。また、R君への教育的指導も以前より厳しくなったらしい。
こんなこと。私たちは夫婦はR君の就学前から予想していたのだが。今更な気もするのだが、気づいただけでも大きな第一歩とするか。