親が動くしかない
学校での問題を整理。今、R君は、交流学級といって、障害児学級に在籍しながら1週間の何日かを通常学級に通うということをしている。定期的に先生には話をしてどう過ごしているのか聞いていたのだが、はじめの内は「大人しく授業を聞いていますよ」「この分なら来年から通常学級に行けそうですね」と言われ、まだ意思表示もしてないのにいつの間にか子供たちの間にも「来年からR君は通常学級に来る」とまで言われていた。障害児学級の先生は、来年から通常学級に行かせることに積極的に見えた。ひょっとして大丈夫なのかなとこちらも思っていたのだが…。
最近になって、仲良くなった通常学級で同じクラスの子のお母さんを通じて、どうもR君が交流先でほったらかしになっているということが分かった。交流学級についてのこちらの認識と学校側の認識にかなりのズレがあったようだ。
こちらとしては、いつか通常学級に在籍できるように訓練する意味での交流学級と捉え、少しずつ慣らしていく1年と考えていた。しかし学校側、というか当事者となった先生達(交流先のクラスの担任、教頭先生)は、親から要望があったからとりあえず教室には入れているけど、それ以上の指示は障害児学級の担任からも親からも校長からも無いから、何もしていなかったようだ。
その表れなのか、当初連絡帳のやりとりをしようとしても伝えることは無いと断られ、時間割の変更があっても何も連絡が無く、R君が授業中勝手に飛び出していっても何のお咎めも連絡も無し。その旨の疑問を、障害児学級の先生を通じて伝えたら、
「R君は障害児学級の先生が担当だから、授業の変更が無いかどうか等の確認はあなたの仕事です」
と、およそ教師らしからぬお役所対応的な返事。仮にもよそのクラスの子を預かっている教師が、勝手に時間割をころころ変える側に連絡責任は無いから、担当の先生の方から確認に来いと?R君を他の子と同様には見ていないのも分かったし、R君が勝手に飛び出していったのを注意しないことが周囲に与える影響にも考えが及ばない(R君は特別だからってことになっている?)。こんなことでどうして来年から通常学級へ行けると言えるのか理解できない。
学校というのは基本的にこちらがあれこれ要望しないと、何もしてくれないということを今更ながら気付かされた。R君の、学校における教育プログラムは親が考えなければならないようだ。「親も」なら分かるけど「親が」というのが納得できないのだが…。4月には「私に任せてください」とまで言われたんだがね、交流先の通常学級の先生には。
一体何を任せてくれだったのか?
ただ、まぁ、末端の先生方ばかりを責めてもしようがないわけで、そもそものそういう指針自体を名古屋市教育委員会が、国の方針に逆らって指示していないことにも問題が大ありなもんだから。
今2人と周囲の人とで、どうするべきか作戦を練っている段階だ。やはり戦わなければならないようだ。