次男坊の軽度発達障害に関して、我が家ではサポートブックというものを作っている。サポートブックというのは、第三者に障害児の面倒を見てもらう際にその児童の障害の内容と行動様式について書き記したノートである。障害者を扱う施設等では、親のほうからあらかじめ提出してあると大変助かるという便利なノートだ。ちょうど1年前に発達障害のサークルで教えてもらい、ネットで検索しながら書式をまとめ、手帳サイズにWordを使ってまとめた。夫婦でそれなりに障害のことを勉強し、それを元に次男坊の行動様式をあーでもないこーでもないと相談しながら作ったのだが、サークルの先生に見せたところ大変好評で、是非手本として1冊置いて行って欲しい言われたのが印象に残った。
その後、ノートは定期的に更新しながら、学校や病院に行って新しい先生に会うたびに提出している。
嫁はよく発達障害を持つ子の親(障害児学級に入れず、普通級に進んでいる子が意外に多い)から相談を受けるらしく、その度にこのノートの雛形を手本として配っているそうだ。どうしてよいか分からない親には、このノートは状況を整理して把握するにも良いツールである。ふと思ったが、低学年のうちは、普通の子でも作ってあると便利なのではないだろうか?先生の負担が増えている昨今、親の目から見た子供の様子をまとめてあるノートは、先生としても大変助かるに違いない。もっとも、軽度発達障害の子は家でも学校でも同じような行動様式を示すが、普通のこの場合は家と学校では行動が全く違うと考えられるので、先生からの所見との擂り合わせが必要になってくるかもしれないが。