R君の自転車

天気は良いが心の準備が出来ていないとかで、出だしからつまずいた今日。普段どおりに家事をし、坊たちは宿題をやり、あれやこれやで昼になってしまう。聞けば、今日は焼肉の日らしいのだが、そんな気概もなく、どっか行かなきゃという気持ちばかり焦る。そんな気持ちは家族みんながそうだったようだでどうするどうすると話合っているうちに、唐突に上がった話がR君の自転車購入。そうなのだ。彼にはまだ一度も自転車を与えたことが無いのだ。というのも今までの彼には心のブレーキがかからなかったから。どんな道も何か夢中になるものを見つけると好奇心のままに飛び出してしまうところがあったので、落ち着くまでは自転車禁止にしていたのだ。しかし、このところ友達から自転車を教わっていたり、そういう衝動的な行動がかなり落ち着いてきたこともあったので、夫婦で話し合って買ってやることに決めたのだ。しかし、少しでも安くと思い、チラシを片っ端からチェックし、最終的にカインズホームで安売りしていた自転車に決定。
自転車を持って帰ったときにR君の表情は、久しぶりに見る満面の笑みだった。本当に喜んでいるんだなと分かる態度だった。しかし、まだちゃんと乗れるわけではないので、GW中に特訓した上で許可の予定。それまでは自転車置き場におあずけである。