箱根旅行第2日目

昨晩、深夜までかかって練っていた案は、ようするに箱根を左廻りするか右廻りするかということ。天気が良かったら箱根の駒ヶ岳も登りたいとJ君が言っていたのでそれも加味したプランにしようと四苦八苦していたのだ。で、朝になってあまり天気が良くなく、予報も良くなかったので駒ヶ岳は中止。次のような行程となった。
8時半ホテル出発→強羅駅から彫刻の森美術館へ→彫刻の森美術館→箱根湯本へ移動→北原コレクション見学→元箱根へ移動→フェリーで桃源台へ→ロープウェーで大涌谷早雲山でケーブルカー乗り換え→強羅。つまり6年前と同じ右回りの行程だ。ただ、前回は行かなかった美術館博物館へ立ち寄るのだ。
出掛けに、ホテル敷地内の駐車場が1台分空いたので、すかさず自分の車をそこへ移動。これで明日の荷物の積み込み等が楽になる。よしよし。
箱根美術館ではR君が最初ご機嫌斜めだったが、あの彫刻の真似をしてみてとかやって乗せたら、だんだんノリノリになってきてくれた。

J君の方は初めから興味を持ってくれて、こんな写真にもつき合ってくれた。ちなみにこれは「足跡」という作品。

ちょっと面白い作品としてこんなのも。

途中途中に子供向け遊具も兼ねた作品もあり、そこでR君もすっかりご機嫌になってくれた。前日に時計を持たせた効果もあり、次は何時に行くのかということをしきりに気にしていた。
次に見た作品は「密着」と言う作品で、人が地面にぺったりと張り付いている彫刻だったのだが、それを見たR君、「大丈夫?」と駆け寄っていたwで、作品と気付いてびっくりしてそれから大笑い。家族も大笑い出来た。

次はこんな塔を登るのにつき合わされて、その後、家族4人で足湯に浸かって疲れを癒した。

あとは作品をダーッと見ていって外に出たのが11時過ぎだったか。近場にいい食事どころが無かったのでそのまま箱根湯本へ移動することに。本日2回目の箱根登山鉄道乗車になった。今回の旅行の目的の1つでもあったから、案の定J君もR君も座らずに先頭車両でずっと立ち見。スイッチバックのところでは興奮気味にデジカメで動画を撮ったりもしていた。

箱根湯本駅ではものすごい人混みにあった。駅を改装工事中ということで、ずいぶん騒々しいところになっていた。目的地である北原コレクションはどこかと地図を見ていたら、無料送迎バスを発見。これは大助かりと乗ってみたら随分急な坂道を上ってすぐのところにあった。歩いて10分程度の気がしたが、あの急な坂道をちょっと頂けない。腹も空いていたので、敷地内にあったハンバーガー屋でハンバーガーを頂いた。本格的な炭火焼きのハンバーガーでとても美味しかったが、R君は挟んであったトマトが気に入らなかったのか食べなかった。勿体ない。無論その分はJ君が平らげた。
腹もくちたところで、北原コレクションのおもちゃ博物館に入館。懐かしすぎるおもちゃが多く、年甲斐もなく私もかなりはしゃいで見ていた。R君も昔の子供の電車のおもちゃや、歴史的価値が高そうなHOゲージの模型を見て興奮していた。展示物中のエンジェルを捜せというイベントに夢中になっていたJ君は自信満々に解答用紙を提出したが、残念ながら外れだった。ブー。
北原コレクションの後は再び箱根湯本へ。ここでお土産物屋をウィンドゥショッピングしていたのだが、R君は全然興味なしで動かないし、J君もしばらく見るうちにつまらない(子供にとって)土産しか無いことに気が付いてかったるそうに歩き始め、楽しんでいるのは嫁さんだけになってしまったので30分で終了。時間制限がなければ何時間でも見て回ってそうだった嫁を説得し、箱根登山バスに乗って元箱根へ。急坂を結構なスピードで登るバスには焦ったが、小涌谷を越えてからは緩やかな坂を下りるようになり、ここで意識が途絶えた。気が付いたらもう元箱根。あわてて下りたものの、まだ頭が寝ぼけていてどこに行くつもりだったやら分からず混乱していた。しかし、嫁はすぐに土産物屋を見つけ早速入った。そこは寄せ木細工の専門店で、他の土産物屋よりはけっこうな種類を売っていた。J君は仕掛け箱が気に入り、7手のを嫁に買ってもらっていた。その後フェリーに乗ろうとしたが時間があったので、最寄りの甘味処へ。私は懐かしさからクリームソーダなんてものを注文。嫁もコーヒーフロートを頼んだ。とても懐かしい味がした。
フェリーは、6年前は坊たちはビビって固まっていたもんだが、さすがにここまで大きくなればはしゃぐ方に変わり、甲板に上がって写真を撮りまくっていた。J君もR君もこのフェリーが気に入ったようだった。

桃源台に着いてからはそのままロープウェーへ。だいぶ霧が出ていて景色が見えなかった。6年前を見えた富士山も全く見えず、計画に駒ヶ岳を入れなくて正解だったようだ。大涌谷に着いて、R君は早速記念メダルを発見。せがまれて普段より高いそのメダルを2人分買ってやり、名前を刻ませた。2人ともこのメダルを集めているようである。
黒卵を食べようと土産物屋へ行ったが全て売り切れ。見ればところどころに殻が捨ててあって、それを店の人が掃除していた。外で食べるのかなぇ、あれは。あまりマナーがいいとも言い難い。大涌谷は観光客が多く、その大部分が、その言葉から韓国、中国、台湾からの団体客だった。まるで自分たちこそ外国人になったかのような錯覚に陥った。今までの経験や偏見でマナーが悪い人たちじゃないかと思っていたが、その後のロープウェーやケーブルカーでの立ち居振る舞いを見る限り、旅慣れてるのか郷に入っては郷に従えという感じで、他の人を見ながら順番に並んでいたりしていた。感心すると共に自分の偏見を修正。
大涌谷から早雲山までは凄い霧に見舞われ、視界が100m程度になってしまった。乗っていてロープしか見えず、しかも当然だがロープは我々からは止まっているので、異空間に突入して止まってしまったような不思議な感覚がした。だから時折、向こうからやってくるゴンドラを見てほっとしたり、そのゴンドラに誰も乗っていないのをみてゾッとしたり忙しかった。

その後、無事強羅に到着。歩き疲れたのか、食事と風呂を済ませた後は速攻で就寝。R君は昨日買ってもらった箱根登山鉄道スイッチバックセットのおもちゃに夢中だったがそのうち寝てしまった。