社長面談から半年して

ようやく、本当に叱られた内容を理解した。
いや、今まで直視したくなかった現実に目を向けたというか。

現業を積み重ねてこなかった9年余りが恨めしい。
もう少し、開発をしながら現業にも関われなかったかと。
他人事と捉えず、自分の事のように関われなかったのかと。

今、現業に関しては、どれをとっても中途半端だ。

今の設計然り、営業然り、工事然り、メンテ然り。

そこそこにはこなせる。しかし、せいぜい主任止まりの仕事だ。
器用貧乏になっている。何でもこなせるが、何にもできない。
プレイヤーとして中途半端だし、上に立つには力不足。

本当に、今の現業での力を磨く姿勢があって然るべきだったのだ。
それを感じさせない腑抜けた回答をしたから、社長は烈火の如く怒ったのだ。今なら、受け入れられる。本気で叱って頂いていたのだと。
あのCMの言葉は奥深いな。
「怒られていると思うか、教えてもらっていると思うかは、お前次第だ」

本当に有難い。言葉を恨んだのが恥ずかしい。自分の、盆暗さ、不甲斐無さ、視野の狭さ、危機感の無さに腹が立つ。

さぁ。もう2年目。仕事に対し、成果に対し、貪欲になろう。会社に対し、自分の成果を正々堂々とアピールしよう。

しっかし。本当に、今更だなぁ、俺。

いい。気が付いただけでも100万倍マシ。
落ち込んでいる暇はない。