一にも二にも準備

昨日、社長と面談があって、そこでの話でずっとあれこれ考えていた。営業に移って何か困っていること、悩んでいることがあるかと聞かれ、お金の話が苦手ということを正直に打ち明けた。社長からは経営や営業の基本としてのいろはから懇々と教えてくれたが、いろいろ問答しているうちに、自分が苦手な場面に陥っているのはお金の話が苦手なのではなくて、準備が足りないということではないかと気がついた。社長に正直に思ったことを話すと、まさにそれだと指摘された。
客に思いもよらぬことを言われて思考がフリーズしたりするのも、準備が足りないからだ。この場合の準備は、書類だとか資料だけではなく、相手の出方を想像して事前に対策を練ることも指す。別の言い方をすれば、考えが足りない、ということか。
実は、今日客先を回ったときも「資料だとか見積もりを持ってくる運び屋さんってだけじゃねーだろーよ」と某部長さんから言われた。もっといろいろ考えた上で来いと、こちらの無策を指摘してくれた。部長さんは呆れ顔だったし、言われてすごく恥ずかしかったのだが、タメにもなった。玄関をくぐる前、車から降りる前に10分でいい。今から話すことをシミュレーションしてみるべきだ。そういえば同僚のK課長からも同じ話を聞いた覚えがある。無為無策に行くから、その度に恥をかき、苦手意識が生まれるのだ。だったら、失敗を生かして考えまくればいい。そうしよう。