存在

子供の頃から、突発的に囚われてしまう考えがある。それは私自身の存在についての疑問。私は見たり、聞いたり、触ったり、嗅いだり、舐めたり、つまり五感を使って世界を感じる、認識することができる。だけれどもたまに、私という肉体の器の内側から、別世界の私が、まるで覗き窓から外を覗いているような錯覚に陥ることがある。今、私は生きているが、死んだ後もこの意識は続くのであろうか?などという考えに陥ることもある。そんな時にひょっとして別世界の自分が他の覗き窓を探して、他の世界を体験し始めるのではないかという考えに至ることもしばしば。書いてて余計に混乱してきたが、今私が感じている認識している世界も脳内の化学反応の結果に過ぎないとしたら、その化学反応が止まった(=死)ら、世界は私の死とは関わり無くその後もあり続けるのか、はたまた消えてしまうのか。
こんな考えても仕方の無いことでたまに思考が止まってしまうことがある。よくよく考えると不思議な自分という存在。そこに対する不安から宗教が出来たのではないだろうかなどと考えて、今日の悩ましい話はおしまい。