明確な基準を以て一線を引く

昨日の件について、今朝勇気を出して価格交渉の文書を送信し、確認の電話を入れた。昨日と変わらない罵倒を受け、値段が高いとなじられたが、何故この価格になったかを説明し、これ以下では引き受けられない旨告げると、意外にあっさりと「じゃぁこの値段で検討する」と言って電話を切られた。
電話の前に、この客先からの受注報告書を調べていたのだが、ここからの仕事はどれもこれも安く、ほとんどが原価ぎりぎりか割れ込んでいた。それを知ったので、この客先との関係を切ってしまうことを覚悟して電話したのが良かったかもしれない。まぁ多分不調に終わるが、儲けられない仕事をしても仕方がない。縁がなかったものと思うことにした。
後で知ったが、どうも前任者がズルズルと価格交渉につき合ってしまい、いつも破格の値段でやっていたらしい。まったく、安請負は良くない。品質を保てなくなるし、デフレスパイラルの輪から抜け出せなくなる。誰も幸せにならない。