お通夜

8/12に亡くなった、嫁の祖母のお通夜に出るべく、朝早く家を出て嫁の実家へ向かった。正確には葬祭場へ。既に親族が泊まり込んで準備をしているのだそうだ。葬祭場は、キンキンに冷房を効かせており、棺が安置されている部屋などは室温が18度に保たれていた。暑かったので無理もないのだが、待機していた人はあまりの涼しさに体調を崩してしまったらしい。
手伝う前に、まず嫁の祖母の家族に挨拶し、それから祖母の遺体と対面して線香をあげた。祖母の顔はやせていたのに、別人と思えるくらいにふっくらしていた。聞けば、腹水が顔まで上がってきて下膨れした顔になってしまったのだそうだ。死んでからも体液がそういうふうに移動することがあるなんて、と話をしていた。
対面後は手伝いに集まっていた義母の妹家族と義母の弟、義母の父も交えて昼食を取った後は、一旦休憩してから通夜に備えて準備を手伝った。通夜が始まってからは、地域の人が続々とやってきては記帳していった。あとで聞いた話では500人ぐらい来ていたとのこと。この地域の女性は、日本初の100円市を始めた人たちなんだそうで、そういった関係の人々が来ていたようだった。
住職が読経を始めたとき、今日一番の心配事として、R君が読経の間我慢できるかどうかがあったが、意外に大人しく座っていてくれた。今まで自分の親戚関係は曹洞宗臨済宗だったので、浄土真宗の読経は初めて聞いた。何を言っているか聞き取れなかったが、「南無阿弥陀仏」の箇所を10回唱えるところは聞き取れたので、周りに倣って念仏を唱えてみた。これは阿弥陀様お願いしますの意味であると、後に住職の話に出てきた。
通夜後は、親族で食事会をした。お酒もふんだんに振る舞われ、私もかなり呑まされてしまった。今晩も義弟は泊まっていくとのことで、義父と私の家族のみ、嫁の実家に帰って寝た。明日は10時から葬儀が始まる。うちの実家の田舎と違って、葬式後に火葬だとのこと。そこには孫もひ孫もついて行っていいそうな。R君は骸骨が苦手なのだが、大丈夫だろうか。