学校から現体制について電話連絡

以前話した教務主任の先生から朝電話があり、前の面談の時の宿題の結果を教えてくれた。話すと長いが、要するに現体制ではR君をマンツーマンで指導するのは難しいとのこと。それに近い形でのフォローの仕方も3通りあるが、いずれも毎年小学校から教育委員会へ申請しなければ出来ないことであり、場合によっては需要と供給のバランスから取れない年もあるとのこと。また、どうしても予算や教員の数、児童数の話になってしまい、システムを整えても人事で先生がころころ変わってしまうため、小学校単位で対処しても長続きできないことが多いとも言っていた。やるなら、人事を握っている教育委員会が変わらないと動けないと。更に言うなら、そこまでマンツーマンとなると最良の方法は現在の状況ではないかと校長から言われたとの事。
まぁ、予想はしていたが、これが現実なんだなと少し失望。失望したのは、先生方の問題意識に対してだけどね。最終的には先生たち自身の為にもなると思うのだけれど。現状を変えたくないのかな。ただ、状況ははっきり分かったので、今度療育関係の研究所にも相談に行くのだが、そこでの検討材料が得られたという点では、いい話が聞けたと思う。
結局、保護者側から、先生方にニーズを伝え続けるしかないなと思った。潜在的な、親が認めていないだけという不幸な発達障害児は、今通っている学校にも結構いると聞いている。R君なんかより遥かに大変な子がたくさんいるらしい。そういう子への対処を楽にする意味でも発達障害支援法通りのことをやっていくのは、意義があると思う。
先生方に対して思うのだが、忙しいのは分かるけど、それでも向上心は持って欲しいな。教育のプロなんだし、法が施行された以上は、そのことを知っておくのが当たり前のはずである。もう少し先生のプロ意識というのを見てみたいなぁ。