教務主任に相談

別にそのために今日代休を取ったわけではないのだが。偶然、J君の授業参観と重なったので、夫婦で見に行くことになった(本当は試験勉強をするために取ったんだけどな)。そして更に成り行き上、嫁が懇談会に参加している間に、R君を迎えに行く前に、教務主任にR君のことで悩んでいる件を相談することになった。
J君の授業参観は、廊下に居た他のお母さん達のおしゃべりが騒々しくてよく聞こえなかった。つまらないので、廊下に張り出してあった野外実習の時の写真をチェックしてた。授業自体は、重たいナップザックを前に抱えて午前中を過ごしての妊娠体験や、お母さんの大変さ、生命誕生の仕組みについてやっていた。総合の時間とは言え、凄いことをやっているな、近頃の小学5年生は。
授業参観が終わった後、あらかじめ約束していた部屋へ向かった。午前中に嫁とは何を質問するかで打合せをし、波を立てないようなるべく知りたいことだけ聞くことに徹するということにしてはいたが…。教務主任の先生は、年は近い感じの、非常に人当たりの良いまじめそうな方だった。最初は現状の説明と、通常学級に籍を置いてサポートを受ける手段の有無、その手続きについて話をしようと思っていたのだが、話をする内に、やはり親として何に問題を感じているか話さねばならないことに気がつき、結局、洗いざらい不安に思っていること全てを、しかし淡々と説明してしまった。教務主任は、私が言葉を慎重に選んだこともあったが、全て肯定的に聞いてくださり、1)問題点は直ちに校長・教頭とも相談すること、2)現行の交流学級の体制については指摘された点について当事者を交えて見直すこと、3)取り出し学級という個人授業的な方法もあること、を話してくださった。また、残念なことに名古屋市では発達障害支援法に則した体制が全く整っていないこと、故に当校に於いてもそういったことに対する体制は手探りであることも話してくださった。他、少し嬉しかったのが、この教務主任はJ君もR君もよく知っており、最近のトラブルについてもよく理解していたこと。これは大変有り難かった。話を終えて、相談に乗っていただいたことのお礼を言ったら、先生の方もよくぞ相談に来てくれましたとお礼を述べられた。気持ちよく相談が出来たので、少し心が軽くなった。
家に帰ってから嫁に聞いた話では、教務主任が校長室で、校長と教頭に何か話をしているのを目撃したとのこと。どれほどの影響を与えれたかは分からないが、何か一石を投じれたのではないかと期待している。あと、父親が相談に行ったということは、母親が行くよりもアピールが強いと、他のお母さんにも言われたそうだ。思い切って相談してみて良かった。今日のことが明日以降に繋がることを祈る。