演台に立つ
午前:講師の準備、会場への移動
午後:研修会参加
某団体の依頼で、県職員の新任担当者を聴講者とした研修会の講師になった。私の担当は実務的な話ではなく、業界の歴史に関するもので、その点ではあまりプレッシャーを感じていなかった。ただ、事前に県の方から面白い話を期待してますからと言われていたので、なるべく面白おかしく説明しようと手元用の資料には言いたいことのメモをあれやこれや書いてきた*1。
さて、本番。大学の研究室の後輩で某団体の係長をしているA氏に段取りを聞きながら会議室へ。スケジュールでは私は3つある演目の3番目、つまりトリになっていた。ちょうど聴講者も疲れて眠くなってきている頃だから気分的には楽なのだが、講師としてにわかにやる気が芽生えてきていたので、眠らせないような内容にしたいという気持ちが沸々と沸き上がり、2つの演目発表中も自分の内容と被っている部分がないかチェックしながら自分の発表内容を練っていた。自分の番になったとき、今までになく気持ちが落ち着いているのに驚いた。いつもならアガッてしまっているところなのだが、堂々と話し始めることが出来たところに自分が少しレベルアップしたのを自覚できて嬉しかった。ただ、張り切りすぎて講演時間ぎりぎりのボリュームになっていたので、時間内に納めなくてはという気持ちもあって少々早口で話してしまった。まくし立てるように話していると気がつけばもう制限時間ぎりぎり。夢中で話したので、何を喋ったのかすぐには思い出せない。
県の人からは、期待以上の内容だったと誉めていただいた。お世辞でも誉められると嬉しい。団体の方からは、もう少し内容を並行にまとめて絵も活用するともっと良いとアドバイスを頂いた。まだまだ改良の余地はある。次の機会に生かしたいと思った。
今回の反省点としては、業界の歴史を侮って準備時間が不足してしまったこと、内容が箇条書きになってしまい、まだまとまる余地が十分にあったこと、文字ばかりが多くてもっと視覚的に分かる資料にするべきだったことが上げられる。こうして仕事として振り返ってみると、プレゼンもなかなか面白いものだ。開発の副業として最適かも知れない。
*1:経験上、これをやっても本番では半分言えたら良い方なのだが。本来はちゃんと練習するべき