責任の取り方

イージス艦の衝突事故に関して、野党が石破防衛大臣の辞任要求をしているようだが。率直に言って引責辞任すれば事態が解決できる問題なのかという疑問がある。辞めることが本人にとって著しく不利益を被るなら引責の意味合いは持てるだろうし、辞める事でこれ以上事態が悪化することが防げるのなら意味はあるだろう。しかし、今、石破大臣が辞めても、引き継いだ人に事態の収拾が図れるとも思えないし、より解決を遠ざけるだけになるのではないか。むしろ、大臣の責任として事態の収拾を図り、再発防止策を立てた上で、進退を考えるのが筋ではないのか?大変な選択だが、このほうがしっかり責任を果たしていると思う。穿った見方をすれば、辞任要求はむしろ石破防衛大臣への配慮であり、助け舟なのではないかとも思えてくる。どうなんだろう?