行政サービス

今日、中村区役所へ住民票を取りに行ったら、何やら窓口で揉め事が。大声を張り上げてかなり興奮して役所の担当者に詰め寄る、私と同年代くらいの人と、それに対抗してこちらも感情的になりつつ反論している担当者の上司。
聞くと話に聞いてしまったが、どうやらその人は他県の人で、急ぎの用事で戸籍抄本か何かを取り寄せたかったらしく、自分でやると郵送で非常に時間がかかるからと区役所を介して早く出してもらえないかお願いに来たらしいのだ。一方、役所としてはどんなサービスはやっていないの一点張り。怒鳴っている人は、もう「税金で食っているくせに、困っている市民の要望を聞かないのか!」「なんでやってみようとしないんだ?何故頭から否定するのか?」とかなり興奮した様子。対して役所側もムキになって反論の応酬。
はたから聞いていて、なんで役所の人はきちんと説明しないのか疑問。またこの男性も、なんでもう少し穏やかに窮状を訴えられないのか。「税金で食ってるくせに」は禁句だろう。言ったら、相手だって態度を硬化させるだけ。何にもなりゃしない。役所の人は法律や決まりごとに則ってしか行動できないのだ。そこらへんの事情を汲まず、ちゃんと法規や決まりごとまで見せて窓口の女性は説明していたのだが、ほとんど聞く耳をもたずに自分の都合をごり押ししているだけに見えた。まぁ、本当はどういう事情だったのかこっちも分からないので何とも言えないけど。双方の立場への思いやりが大事だよね、こういうときは。担当者の上司の人も、もうちょっと言葉を選んで、何故駄目なのか分かりやすく説明してあげればいいのにな。一応こういうことのプロなんだから。
それはそれとして、どうせ戸籍抄本なんかコピーなんだから、精度のいいFAXを導入して遠くの自治体から遅らせるようにすればいいと思うのだが。どうなんだろう?