イチゴに練乳をつけることの是非

美味しんぼだったかの漫画で、茶道の先生がイチゴに練乳を添えて出したことに対して非難し、その意味を仲間にイチゴ狩りの場で食べ比べさせて教えた話があったと記憶しているが、イチゴ狩りに限っては、必ずしもそうだとは言えないようだ。確かに、水菓子としてちょっと出す分には、上等なイチゴなら練乳をつけて食べるのは勿体ないだろう。だけど、イチゴ狩りにおいては、いくら美味いイチゴでも10個以上食べたあたりからあの味に飽きが出てくる。そこで練乳の出番なのである。味の変化を楽しむというやつだ。蕎麦談義で薬味を入れる入れないで議論になることもあるが、あれも味の変化を楽しむ分には刺激の弱い順に食べていけばいいだけのことだと思う。