今日は業界の偉い先生に実験を見てもらった。実験の内容はともかくとして、昨日から念入りに行ってきた見学の準備が功を奏し、先生は実験施設を見てご満悦の様子で、いろいろと貴重なアドバイスも頂いた。
会社に戻ってからもいろいろと打ち合わせをし、ようやく話もまとまった頃、そろそろ会食の会場の方へと促そうとした時にそれは起きた。今までニコニコ顔だった先生が急に不機嫌そうな顔をして「御社の予定表には4時半で解散とあったから、もう帰りの新幹線も予約しましたよ?」と仰るではないか。その場の全員、思わず顔を見合わせ呆然。どうも先生の同行者も、こちらの方も先生に会食のことを知らせていなかったようなのだ。こちらとしては、同行者のほうから食事のことを言ってきたので、食べる場所の段取りはともかく、先生への連絡くらいはしてくれていると思っていたのだが甘かった。何事も、確認が大事である。結局、同行者が引き止めたにも拘らず先生は帰るの一点張りで、先生抜きでやってもしょうがないので、会食もなしに解散になってしまった。せめて手土産をと思ったのだが、先生が予約した電車は5時とのことで、土産が間に合わずそのまま見送ってしまった。土産屋まで走って行った私は汗だくのまま脱力してしまった。まぁ、いきさつはどうあれ、迎え受ける側が全ての段取りを掌握してなきゃいけなかったわけで、接待についてはあまりにお粗末な我々の対応であったと深く反省。