今日は健康診断があった。いつも会社の近所の診療所なので、たまにはと思い。自宅近くの病院に変えてみた。行ってみたら違う営業所の同僚も来ていた。私と同じように、近所だから来て見たそうだ。一般診療に混じりながら淡々と診断が進んでいったが、途中看護婦から告げられた言葉に凍りついた。
「本日は外科検診もありまして、直腸検査が出来るのですがいかがなさいますか?」
私は即答で断ったが、同僚は真顔で「お願いします」といい、私を見た。目が「君も一緒にやろうよ」と言っている。その迫力に負けて私もやることになった。
ベッドに横向きに背を丸めて寝て、そこに指を突っ込まれぐりぐりされた。思わず声が出て、悶絶しそうになった。なんか少し身も出たような気がする。少なくとも異物を押し出そうと粘液がいっぱい出たのは自分でも分かった。何とも形容し難い敗北感を味わった。後で同僚と顔を合わせた時、お互い変な風に笑ってしまった。笑うしかなかった。
本来は40歳の時にやるものらしいが、この病院は初めからオプションにあるそうな。次回は別の病院にしよう。