昨日はR君の家庭訪問だった。嫁の話では、障害児学級の先生からそろそろ3年生からの進路について考えておいて欲しいとのことだった。確約はできないが、出来る限りの対応を取るとも言っていただけたそうだ。
現状はどうであるのか。R君は今、障害児学級に籍を置いているが、交流学級というかたちで週の半分くらいを普通クラスで過している。ただ、普通学級の先生も手一杯なので、基本的に放って置かれているのが現実で、学習内容などは全くついていけていない。実際、皆が算数ドリルをやっている間に、R君は自由帳に電車の絵を描いているということもしばしばあった。今の状況はR君にとってはとても居心地のいい状況ではあるが、しかしこのままでは学習面での進歩は全く望めない。家庭でフォローするにも、一応公文教室に通わせてはいるが芳しくないのが現状。月2回の専門機関での学習フォローは効果的だが、これ以上の頻度は費用面から望めない。先日、嫁が先生から許可を貰って、交流学級での様子をこっそり見に行ったが、学習面でついていけているかどうかはともかくとして、1時間大人しく座っていることが出来、周囲の友達に迷惑をかけることなく過せていたそうだ。基本的に相手から何か意地悪をされない限り、R君から手を出すことはほとんど無いし、乱暴だけど元々喧嘩が嫌いなので特に問題は起こしていないとのこと。J君との喧嘩は凄まじいのだがw
現状を見るに、普通学級でも過せそうだということで、3年生になるときに編入を希望してみてはどうかというのが先生の提案。
同じ障害を持つ子の親で、強引に普通学級に入れたり、障害児学級が無くて止むを得ず普通学級に入れてしまい、当事者及び周囲共々非常な苦労をしている人の話を度々聞くことがある。現状だけを見ると、障害児本人はなんとかついていけているそうだが、周囲の理解を得るための労力は並み大抵のものではなかったらしい。ただ、ウチの場合は幸運にも2年間障害児学級でお世話になり、3年生から普通学級へ行く可能性が示された。なにかあっても、R君のことをよく知る障害児学級の先生に仲介してもらえるので、周囲のコンセンサスを得やすいだろう。嫁もR君のため、と燃えているところがある。周囲への軋轢や偏見の眼差し等、覚悟しなければなら無いことは多いだろうが、試してみる価値は非常に高いと思う。また、今のうちがチャンスとも思える。高学年になってからでは、いろいろ難しい年頃になっているし、学力差も大きくなって挽回し難いから。
夫婦で話し合い、秋ぐらいまでには様子を見ながら結論を出し、普通学級への編入の場合には早速3学期から交流時間の延長をお願いしたり、出来ることはやっていこうと思う。
今現在の不安材料は、ここまでしてくださったO先生が来年もいるかどうか、だ。