今日は早起きして潮干狩りへ。長男坊(以下J君)はやる気マンマン、嫁もやる気マンマンだったが、次男坊(以下R君)は何故かあまり乗り気でない。今日はそういう気分じゃなかったようだ。なんやかやと準備に手間取って家を出たのが9時半頃。干潮は12時半だから十分間に合うのだが、現地に着いた10時半ごろにはもう車がいっぱいいて、いつもの場所に停められなかった。また、テントの場所取りもほぼ終わっていて、堤防の段々のところしか空いておらず、せっかく持ってきた折り畳みの机と椅子のセットは展開できなかった。渋々、パラソルとシートの設営で我慢。新しく買ったパラソルは紫外線カットのタイプで効果は抜群。影に入っている限りはひんやりと涼しい優れものであった。
R君と私とで荷物番をし、嫁とJ君で潮干狩りに。

R君は大人しくしていたので、退屈を紛らわせて上げようと私は浜採集へ。こういうのは、かつて大学4年時と大学院時と研究テーマにしていたこともあったので得意だ。早速、ハゼの仲間と子カレイを採取。

R君ちょっと喜ぶ。おなかが空いたと騒ぎ出したので、まだ11時半だったが2人で先に食べることにした。朝早く起きて4合の飯全部使って握った鮭フレーク混ぜご飯のおにぎり。いつもあまり食べないからR君用には小さいおにぎりを別に作っておいたのだが、こんなときに限って大きいのばかり食べる。

食って腹も落ち着いた頃にJ君と嫁が戻ってきた。小一時間でバケツ半分くらいとってきていた。これは負けていられないとタッチ交代し、私一人で貝掘りに。はじめはなかなかポイントが見つからず苦戦したが、海草がまばらに生えている場所に手を突っ込むと手応えがあったので、穿るとアサリがザクザク出てきた。アサリ掘りは取れないと面白くないが、こうなると面白い。この歳になると、頭の中空っぽでアサリを掘れる。何も考えず無心で掘る。小一時間で嫁には遠く及ばなかったがバケツに1/5くらいは取れた。おまけで、赤なまこや前に歩く蟹、マメコブシガニが採れた。

私が戻ると、嫁もJ君も充電完了でもう一度掘りに。私はR君と荷物番。途中でR君がうんこを漏らしたが、どうも海水浴場のトイレがいかにも古くてクモがいそうなのが嫌だったらしい。止むを得ず車内で着替えさせ、汚物はビニール袋を3重に被せて封印。途中でJ君が戻ってきて、R君と一緒にそこらを散策。私は近場で何かとってみようとホジホジ。灯台下暗しで意外にアサリが採れた。ただ10匹に1匹はコブシガニを掴んでしまい、挟まれたのには参った。3時ごろに切り上げ、成果を見ると10リットルバケツにいっぱい取れた。少々小振りでは合ったがまずまずの成果ではないか。
汲んでおいた海水で砂を吐かせ、早速ボンゴレスパに。我が家では潮干狩りの晩は必ずボンゴレなのだ。今晩食べる分はこれだけ。

肝心のアサリだが、4月が寒かったせいか、まだ小振りで身も痩せて小さかった。良い出汁は出たが、アサリを食べるというほどではなかった。これから産卵に向けて肥えるのかもしれない。みんな腹が減ったというので600g茹でて山盛りのスパゲティを作ったのだが、よほどの空きっ腹だったのか全員が完食。
晩酌用にナマコをさばいたが、元々12cm程度しかなかったものが塩もみしたら5cmくらいにまでなってしまい、刻んで7切れ程度にしかならなかった。でもコリコリとして磯の香りさわやかで美味かった。料理メモ。ナマコはゆずぽんがよく合う。