今日、母方の祖母が遊びに来た。本命は今年誕生した兄貴の長女の顔を見に来たんだが、せっかくなんで寄ってくれたわけだったのだが…。
今年85歳。ボケて来たとは聞いていたけどあれほどとは。正確には、20年程度前のことは、言葉や文字も含めて非常によく覚えているのに、ここ最近のことは3分と覚えられない状態。なんだろ。パソコンで説明したらHDDの容量は標準以上にあるのに、メインメモリが640kbぐらいしかないといった状態か。私のことは覚えてくれていたが、訪ねた家が孫の家であるというのが全く分からなかったし、ひ孫にあんたどこの子だねと何度も訪ねていた。これは世話をしている叔母も大変だなぁと思った。しかし、ひ孫との会話は意外にもよく噛み合い、楽しそうに話をしていた。東北地方だったかではボケ老人のことを二度童子というそうだが、よく現していると思う。
ボケてはいたが、それほど重症でもなさそうだし、逆に毎日が新鮮な驚きに満ちているようなので、本人は幸せそうだった。叔母も毎日「ようこそいらっしゃいました」と割り切ってるそうで。身体も健康そうなので一安心はした。