今日は、私が入っている外資系の生命保険会社の人が、保険内容の確認と説明のために来てくれた。この人は懇切丁寧に生命保険というものについて分かりやすく教えてくれた人で、所長にまで出世した今も、自分が加入させたお客さんについては自ら出向いている熱心な営業マンだ。顧客数は1000人を越えていると言う。
そんな人から切ない話を聞いた。熱心な部下の顧客で、自営業の方がいた。加入して3年経ち、ある日「加入して2年経てば自殺でも保険は下りますね?」と質問され、嘘は言えないので「下ります」と答えた翌日、その人は自殺。多額の借金を保険金で補填しようとしたらしい。確かに契約どおり数千万円が下り、うち500万円程度をその日のうちに遺族へ届けることになったのだが、若い担当者が保険が引き金で自殺したんじゃないかと非常に落ち込んでいたとのこと。
真面目な保険外交員というのも大変だね。