夜にやっていた「難病と闘う子供たち」。TBS系列の番組で泣けたのは金八先生以来か。程度の差こそあれ、わが子の将来が心配な身としては、出演していた親御さんの気持ちは痛いほどによくわかった。苦悩しながら我が子に病名を明かさず一人孤独に戦っていたお母さんと、病名を知っていたがお母さんを悲しませないように知らないふりをしていた難病の少女の話にはもう、涙腺が緩みきってしまった。ほんとうに、さだまさしの「償い」の最後の歌詞が思わず頭に浮かんだ話だった。
人間って哀しいね。だってみんな優しい。それが傷つけあって庇いあって。
この番組から、次男坊の将来に起こりうる問題に立ち向かう勇気を分けて貰った気がした。