今日は新春初塾の日であったので、坊たちは冬休みの宿題を抱えて公文教室へ出かけていった。次男坊は算数と国語でごく初級しかやっていないから40分程度で帰ってきたが、長男坊は小学3年生にして小学6年生レベルの算数と国語、中学1年生レベルの英語をやっているので、いつもたっぷり2時間以上はかかるとのこと。今日は本屋で遅くなり、いつも3時に行くところを3時半に行ったので、帰りは6時近いかもしれないなぁと嫁。本日飯当番であった私は6時半くらいに出来上がるように調整しながら、中華丼と味噌汁と湯豆腐を作っていた。
6時半過ぎても長男はなかなか返ってこなかった。腹を減らした次男坊がキレかかってきた。嫁と次男坊を待たせて、塾へ迎えに行ってみたが、ブラインドの隙間から長男坊がまだ机に向かっているのが見えた。真剣に公文をやっている。机にきちんと向かって勉強するこの姿。わが子とは思えないくらいだ。恥ずかしながら私はきちんと机に向かって勉強する子では無かった。テストなんて中学までは事前に教科書を読むだけで楽勝だったし、そんな勉強を舐めた態度だったからこそ高校大学で地獄を見た。それでも机に向かって勉強するのは未だに苦痛である。だから、長男坊の姿は実に頼もしく見える。
寒さの中待つこと約40分、ようやく長男坊が塾から出てきた。途中嫁からメールが来て、次男坊がキレたので先に食べさせたとあった。近くの自販機で缶入りのコーンスープを買って長男坊に渡すと、缶入りは初めて見たのか首を傾げていたが、口をつけたとたんに目を丸くし、凄い勢いで飲み干した。「公文の後でこういうの飲むと元気が出るよ」とニコニコ顔。その顔は実に頼もしく見えた。
2人してすきっ腹を抱えていたが、バカ話をしながらゆっくり歩いて家路に着いた。障害を持つ次男坊にばかり構っていて、あまり長男坊だけと話す機会は無かったように思う。たまにはいいものだ。