サンタの存在を信じていたのはいつまでだったか?はっきりとは覚えていないが、小学校3年生くらいまでは信じていたような気がする。サンタが親だと知ったのはいつ、どうやって、誰からだったか?こちらはますますはっきりしないが、どうも兄貴から、からかわれて知ったような気がする。いや、友達からだったかも。ただ、知ったことでショックを受けたわけではなく、薄々勘付いていたので「なぁーんだ、やっぱり」と納得したような記憶もある。
嫁にも聞いてみた。嫁の家にはサンタは来なかったとのこと。歳の離れた弟には来たらしいが。生活が苦しかったとかじゃなくて、田舎だったので、そもそもそういう商業主義的習慣が当時まだ浸透していなかったせいらしい。弟の年代は、その集落にもクリスマスブームが到来したらしく、ちゃんとサンタが来たそうだ。その時、ついでって感じで自分も1回だけ貰ったんだと。自分にはサンタは来なくて、初めから正体も分かっていて家族ぐるみで弟にサンタを信じ込ませるのは、けっこう嫌なものだったと遠い目をして語ってくれた。だから今の次男坊が心の底からサンタを信じているのが堪らなく可愛いのだそうだ。
長男坊は薄々勘付いているようだが、まだ半信半疑のレベル。夢をぶち壊すようなコマーシャルやテレビ番組、新聞の漫画にハラハラしつつ、様子を見守っている。アメリカのコマーシャルはいいね。洒落てて、夢を壊さない内容になっていて。
サンタの正体を知ってしまったときの説明も考えておかねばな。マッハ100で飛びますとか、国がお金を出すとかじゃなくて、もっと洒落の利いたロマンチックな説明を。