大失態

昼からのんびりと他社の安全大会に出席していたら、O社さんから携帯に電話あり。かなり深刻そうな話。居ても立っても居られず、早々に安全大会を退席して会社に戻る。戻った頃にすぐまた連絡。いろいろといきさつを話したものの、うろ覚えだったのために曖昧な発言に。今思えば、ここでちゃんと整理してから改めてこちらから説明すれば良かったのだが、ついつい電話を受けるままに受け答え。話しを二転三転させてしまったためにだんだん相手のボルテージが上昇。事情説明した文書を送った後に、その内容について再び電話があり、地獄のやりとりに。相手はかなり怒っており、1時間に渡り、罵詈雑言、罵倒、中傷、叱責を受けた。
話を整理すると、ある物件でどうにも元請けとの価格交渉が進まず、焦れた当社がS部長の指示で元請けを飛び越して設計事務所にVE案の打診をし、その許可を得た旨元請けさんに報告した。ここまでは良かった。問題はその後。VE案の具体的な内容について元請けに詳細説明しないまま資料を引き渡してしまい、設計事務所に承認を貰うよう連絡もしなかったために元請けは当社を信用して(そのくらいの信用があったということか)、承認を得たものと思いこんで工事を進めてしまった。で、今日になって設計事務所がまだ具体的な中身を承認していなかったことが発覚。事態は最悪、工事のやり換えを行わなければならないほどの大事に。当社としては、設計事務所に承認を貰うのはあくまで元請けという頭があったのだが、それにしてもコミュニケーションが悪すぎた。私の連絡ミス。というより、仕事の流れをきちんと把握していなかったのが原因。わかっていれば引き渡しの際に詳細説明をし、設計事務所に承認を得るよう自然に進言したはずである。
相手の現場監督は今から事務所に来いとまで言ったが、私も完全にビビッてしまい、口数少なくまともに返事も出来なかった。2回目に電話がかかってきたときは、監督も怒鳴ってすっきりしたのか、冷静に話しをしてもらえ、明日協議することになった。
大きな失敗をしてしまった。S部長は良い経験をしたとは言ってくれたが…。こんなに怒鳴れらたのは一昨年の青森県の某物件以来だ。久しぶりに激しく凹んだ。胃が痛い。