社長よりご教授賜った

会社の安全大会終了後、社長から呼ばれていたので本社の若手全員+部長+社長で飲んだ。集まった理由自体は、単になかなか飲めないからたまにはこうして集まって親睦を深めようではないかというものだった。
社長と一緒なわけだからちょっと良いお酒が入る。銘柄は忘れたが、味わい深く、かつ飲みやすい焼酎を頂いた。で、ロック、水割りにも飽きたのでソーダ水を頼んだら社長からお叱りを受けた。何でも社長曰く、炭酸で割って良いのは、安い酒か、癖の強すぎる酒であって、こんな良いお酒を炭酸で割るとは全く以てけしからんと言うのだ。既に酔っていた私は炭酸で割ると香りが立つのではないかと反論してしまったが、論より証拠とばかり、社長は良い焼酎と安い焼酎で炭酸割りを作り、飲み比べさせた。
結論から言うと、良い焼酎は炭酸で割っては勿体ない。炭酸の刺激が却って邪魔になる。安い酒だから、嫌な臭いや風味の足らなさを炭酸で補うのだと知った。社長に対し反論したことのお詫びと、見識の深さに対する畏敬を示してその場は収まった。ひとつ飲み方を勉強した。