R君へ告知

会社から帰るとR君が「僕、3月で今の教室を卒業だって!4月から交流先のみんなと同じクラスだよ」とにこにこ顔で行って来た。今日、先生から直接R君に告知があったそうだ。みんなと別れるのが嫌でしょんぼりするかもしれないと思っていたが、やはりR君らしい反応だった。思えば卒園式の時も、別れを惜しんでみんなと記念撮影っていう風にはならず、「僕は卒園した、だからもうここには用はない」って感じでサッサと帰ろうとしていた。面白いくらいに、思い切りよく過去を切り捨ててしまうのだ。ある意味尊敬するというか羨ましいというか。この分なら意外にすんなりと編入するかもしれない。環境が激変してパニっくを起こす心配もあるが、多分それも大丈夫だろう。
ただ、後で嫁から聞いてショックだったのが、R君はどうもこの3年間、どうして自分が特別支援学級にいるのか分かっていなかったらしいのだ。更に、早く普通学級に行きたかったとも言っていたらしい。無理もない。多分、まだ自分が他の子達と大きく違う点が分かっていないのだ。自覚するのはまだまだ先になるだろう。これから普通学級での共同生活の中で嫌でもそれを思い知るのではないだろうか。
ま、何はともあれ、R君は今年度で特別支援学級を卒業。少人数制の教育から大人数制の教育へようやくステップアップである。どうなるか、不安であるが、楽しみでもある。