久々のトラブル

私が開発した製品の第一号現場でトラブルが起きたと、現場担当の若い社員が相談に来てくれた。いろいろ悩んだあげくに直接案件を持ち込んだようだ。
内容は少し頭の痛い話。第一号故にいろいろと不備もあり、改造にお金がかかるので応急処置的な対処でなんとかしていた部分も多かったのだが、それが今になってほころび始めてきたのだ。試運転の段階で何とかすれば良かったのだが、当時の私は今の私ほどには工事のことを分かっていなかったので仕方がない。当時の自分の知識不足が恨めしい。まぁそれだから今その知識があるんだけど。
トラブルの内容自体は関係する協力業者にも相談し、何とか金はかかるが万全の体制になる改造案と、イレギュラーな仕様になるがほとんどお金がかからない案を導き出し、担当者に知らせた。うーん。3年前の私だったらこうは動けなかったな。どんな仕事でも、いや人生において、問題解決の経験値の積み重ねってのは大事だな。