担任の先生と面談

今日は、表向きは試験勉強のために会社を休んだ。本当の理由は、試験勉強も勿論だが、R君の担任の先生に会って今後の方針を打ち合わせがあったからだ。昨日まで夫婦で話し合った結果をまとめ、こちらの意思を伝えることと、今後お願いしたいことを話すことにした。
昨日、突然、教務主任も立ち会うことになっていたが、急な来客があったため欠席になったのでホッとした。大したことはないけど、教務主任の立会いは想定外だったので良かった。
話し合いを始める早々に、夫婦としてのこれからR君の方針を伝えた。「来年もこれまで通り特別支援学級に在籍して、交流学級にも通う」という方針を。付け加えるなら、中学校も特別支援学級のある中学に行き、高校は養護高等学校に進めたい意思も伝えた。厳しい反論を受けるかと思ったが、先生はむしろ方針が早いうちにはっきりしたことに安心したのか、快諾してくれた。ただし、これまでは通常学級に戻ることを前提に、交流学級での授業数を増やしていたので、それが減ってしまうことは承知して欲しいといわれた。ちょっとその認識は無かったが止むを得ないだろう。来年以降の進路について話がまとまった後は、その他の要望や相談になった。
特にR君の弱点克服について強調してお願いした。授業で大人しくしているのとは裏腹に、内容を全く理解していないこと、お金の計算が全くできないことなど。今の交流先での問題についても強く問題点を指摘した。時間割をコロコロと連絡も出来ない状況で変えられてしまう事が、発達障害の子にとってどれだけ大変なことかを切々と訴えた。勿論、担任のO先生も専門家なのでその辺は重々承知していて下さった。また、ちょっとこれまで不明だった学習指導プラグラムについても前々から温めていたプランを実行すること、学校全体でも就学についての委員会が本格的に始動し、発達障害の話題がよく上るようになったことを教えてくれた。
結果的には陳情に行った感じになったが、こういう形で保護者と教師が話が出来るのはとても良いことだと思う。お互いの考えも確認できたし、これからのことについても相談できる体制ができたと思う。先生も通常学級へ向けての準備で大変だったのが、荷が下りたようなことをおっしゃっていた。やはり、入学当初に私たちが言っていたことを守ってくださっていたのだ。それについて大変尽力してくれていたことに感謝し、今後の方針についても、必要に応じて話し合い、学校内でも協議してくださることを約束してくれた。
最後に、私たちの方からも、学校内での発達障害の啓蒙に出来ることがあれば協力させて欲しい旨、こうした活動が結局は学校にとっても、教師にとっても、何より生きにくさを感じているであろう潜在的な発達障害児のためだと思っている旨を伝えた。先生も、その申し出については上にも報告してみるとのことだった。
最後に、R君の将来についてどんなイメージをもっているか聞かれたので、「電車が好きなので、電車を作る工場で働けるだけのスキルを身につけて欲しいと思っています」と伝えた。
とても有意義な打合せになった。これからも必要に応じてやらねばなるまい。