来期からどうするか

会社で腹の立つことが2つあった。
1つは、Y専務に呼び出され、来期からは現業もやってもらうことを告げられたこと。そのために開発として来期以降にやるべき項目と各々の実施期間、予算をリストアップしておけとのこと。暗に来期は開発が無くなるかもしれないことも示唆された。現業やりながらの開発は、まず無理だろう。今までだって緊急対応だとか予算の分捕りで何度も続行不能の危機に陥った開発計画は枚挙に暇が無い。その度に涙を呑んで、計画を塩漬けにしてきたのだが。そういう計画はまず日の目を見ることは無い。また業務の性質上、実験を伴うものが多いのだが、その実験を中断できると思っている愚かな上役が多いので困る。ほとんどは、中断したら最初からやり直しなのである。こうして当社の技術開発はどんどん立ち遅れ、新商品も出て来なくなるのだ。技術系の新人も取らないし、口煩い有能な50代の技術者は辞めさせるし、どんどん技術力が下がっていく。下がっていくからお金の取れる新しい物件を取れなくなるし、取れないと安い物件しか取れなくなって競争は激化し、ますます収益は落ちて人件費がなくなり、技術系の求人を出せない…という小学生でも分かりそうなスパイラルに陥っているのだ。親父の書いた本にもそういう事例があったな。安易なコストダウンはジリ貧にしかならないという話。たいてい、削っちゃいけないところを削ってしまうのだ。そしてそれをやるのは事務系の現場を知らない馬鹿な連中。お前らこそ要らないんだよ!
もう1つは、お隣の設計の仕事の手配の悪さ。忙しいのは分かるが相手にも都合があることを理解しろ。何でもっと早く万歳しないんだ。明日は休むというのに、これを月曜日までにやって欲しい、助けてくださいと泣き付いてきた。その仕事は、2週間くらい前から営業がやってくれやってくれと言っていた仕事。確かに依頼書は昨日付けなんだが、来ると分かっていた仕事の見通しくらいどうして立てられないのか。早め早めに振ってくれれば対処も出来たというのに。設計のリーダーは、某静岡の現場でも采配が悪くて大失敗した人。また同じ失敗を社内でもやるのか。何も学ばなかったのか。駄目なものは駄目なんだろうか。結局、明日休みを取るために夜遅くまで残業することになった。馬鹿野郎。