青森の味

会社の人と、協力業者さんらと共にちょっとドライブへ。初めは大間のマグロでも食べに行こうとしていたが、どうもそういうところではないらしいのと、行ってもつまらなさそうだったので八戸に行くこととなった。八戸の八食センターが目的地である。

六ヶ所村から車を飛ばすこと1時間弱、八戸市の中央卸市場の正面にセンターはあった。さすが八戸漁港が傍にあるだけあって品揃えは素晴らしいし、安い。北海道の市場を見たのと比べても安いのではないか。買い物をする前にまず腹ごしらえと、皆ですし屋に入った。私が頼んだのはお任せのセットで1000円。14カン乗っていて吸い物と茶碗蒸しが付いてこの値段なら安い。寿司も、海老、卵焼きなどはありきたりだったが、名物のイカは炙ったり細切りにしてあったり工夫が凝らされていて美味しかった。食後はフリーで市場を散策。

いろいろなものを試食したが、ちょっと美味しいなと思ったのが、カレイの干物、イカの塩辛、豆しとぎの3つ。カレイの干物は意外に脂が乗っていて口の中でほろりと崩れ、旨みと塩味が広がるのがなんとも美味しかった。他にも干物はあったがこれが一番私の舌に合った。嫁はカレイが好きなので送ることにした。イカの塩辛は、いかにも手作りといったものを食べてみたが、非常にコクがあり、イカの肝で勝負しているという味がして良かった。気に入ったので即購入。豆しとぎは、大豆ともち米を練り上げたもの。ほんのり甘く、豆の味と風味がふわりとひろがる素朴で優しい味のお菓子だった。夜食に購入。残念ながら大間のマグロは見当たらなかった。イチゴ煮も高かったので諦めた。
帰りにスーパーで、上北農産加工農業協同組合製造の焼肉のタレが美味しそうだったので買った。青森の林檎をたっぷり使っているという宣伝文句。旅先の地元の物を買うのが旅の極意であると思う。旅じゃないけどw
残念ながら今回フリーなのは今日だけなので、これ以上の味は堪能できそうにないが、次回の課題として取っておこう。青森の味はまだまだ踏み込んだばかりだが、けっこう私の舌に合ってるような気がする。
道中ちらほらみかけたラーメン屋も気になる。いつか入ってみたい。