父ちゃんと坊たちの貴重な時間

仕事が年度末進行になってから、毎晩残業して帰りが遅くなる。家に着く頃にはもう坊たちが布団に入ろうとしている頃だ。タイミング悪く寝てしまっていることもある。起きている時は、2人とも布団から出てきてまで今日あったこと、さっき聞いたばかりの大きなニュースなどを競うように話してくれる。嫁さんによれば、学校であったことなんて母親である自分にはちっとも話してくれないとのこと。父親である私には聞いて欲しいらしく一生懸命話してくれる。疲れていて、腹も減っていて面倒臭く感じる時もあるが、ウィークデイでは親子の貴重な時間である。次に会うのは朝しかないのだから。だから、最近は努めて話を聞くようにしている。話をしてくれる内はちゃんと受け止めてやりたい。男の子の場合、これが父親の重要な役割なんだと思う。