箱根駅伝

結婚して以来だったか、毎年正月は箱根駅伝を見ずにはいられない。今年の往路も、なかなかに楽しませてくれる内容だった。1区の城西大学トップ通過も驚いたし、毎年恒例だけど山梨学院大学の外国人選手によるゴボウ抜きは凄かった。あのモグス選手は去年はゴボウ抜き後にペースを崩して不調に終わったのでは無かったか。日本大学のダニエル選手のゴボウ抜きには度肝を抜かれた。5区の早稲田大学駒野選手の追い上げは素晴らしかった。去年の覇者今井選手に引けを取らない走りで見事に往路優勝を果たした。そして、今年もドラマが起きた。順天堂大学の途中棄権だ。1区から様子がおかしいとは思っていた。去年優勝のプレッシャーがあったのだろうか、不調となる選手が続出。そしてあの5区の悲劇。あと500mだったんだよね。見ていて本当に辛かった。監督も余程の決断だったのだろう。無理をさせて選手生命に大ダメージを与えるか、レースの継続を取るか、本当に迷ったと思う。しかしまかり間違えば選手生命どころか本当に命に関わる可能性もあったと考えれば、あれは英断だったと評価したい。悲劇を肴にするつもりはないが、こういうドラマが起きるところが、毎年私を惹き付けて止まない箱根駅伝の魅力だろう。
そうそう、今年一番感動したのは学連選抜の頑張りようである。一体何があったのかと思うほどの健闘ぶり。素晴らしい。ああいう頑張りは見ていてとても励まされる。