いよいよ口頭試験

専門書に目を通したり、体験論文の説明の暗唱をするも、全く気持ちは落ち着かず。だんだんと緊張感は高まり、括ったはずの腹も心許ない。結局4時半までやっていたが最後まで落ち着かず。少しでも寝ておきたかったので、明日の準備を再確認し、持って行く資料の取捨選択をして寝た。緊張していたせいか眠りは浅く、5時半の目覚ましですぐに起きれた。
嫁が作ってくれた朝食をかっ込み、身支度を調えると家を出た。8時10分の新幹線には十分間に合うが、バスは桜通線延長工事の上を走っているので万一を考えて早めの便を選んだ。外は思っていたより冷え込み、外気の冷たさが、1時間しか寝ていなくてボウっとしている私の頭を覚醒させる。しかし、バスの中は暖かかったため、睡魔に負けて爆睡。無論、地下鉄に乗ってからも爆睡。新幹線を待っている間には、緊張からか腹の調子が悪くなり何度もトイレのお世話になった。新幹線に乗ってからは、眠ろうとしたが気になる箇所が頭に浮かび、資料に目を通す。富士山を見てからまた寝る。品川で降り、あらかじめ買っておいた眠眠打破を飲み、山手線で渋谷へ。休日の渋谷はテレビで見たとおりの人手でごった返している。人混みをかき分けながら、長居しても良さそうな店を探す。ふとゲーセンが目に入り、緊張をほぐそうと入ってみた。しかし1個やってすぐに、んなことしてる場合かという気持ちが湧き上がり、途中でほっぽり出す。しばらくうろついてデニーズを見つけた。私の他にも技術士試験を受けに来たと見られる人が多々見られた。席に案内され朝食セットを頂く。コーヒーをすすり、ホットケーキをつまみながら資料の読み込みに没頭する。店が混み始めたのとトイレに行きたくなったので、いったん外に出てフォーラムエイトに入り、トイレに籠もった。しかし試験開始にはまだ1時間以上あったので、また外出し、もう少し足を伸ばしてクーリエに入り再び資料読みに没頭。ここで専門書で知りたかった箇所を見つけ重点的に暗記を開始。なんとか覚え、時間が来たので再びフォーラムエイトへ。
受付に行き、控え室と試験室の場所を教えてもらい、控え室へ移動。技術士の掲示板でも言われていたが、まるでお通夜の雰囲気。ここでも15分ほど資料を読み込み、いよいよ13時半、試験室前に移動。同じフロアの他の試験室は次々と受験者が出てきて新しい受験者が入っていく。しかし私の番は13時45分を過ぎてもなかなか来ない。どうも延長戦に入っているようだ。規定の時間を10分も過ぎた頃ようやく前の受験者が出てきた。その人は私と同じ年くらいだった。ため息をつき、私の顔を見ると、「頑張ってください」と声をかけてくれた。すぐ、私の名前が呼ばれた。
以下、まだ試験期間中なので詳細は割愛。感想としては、やはり上がってしまい、声が掠れてしまった。口調も早口になってしまい、何を話しているのかわからなくなることもしばしばあった。その度に試験官からは、もう少し落ち着いてくださいと注意を受けた。概ね大きな失敗はしなかったと思うが、ひょっとしてあれは引っかけの問いで、こう答えるべきだったかという質問が2〜3あった。地雷を踏んだかもしれない。一番心配していた専門基礎知識は特に具体的なことは聞かれなかったため、いい意味でこの2日間の専門書読み込みが無駄になった。
試験を終えて、気晴らしに秋葉原へ。憑き物が落ちたような気分。あとは合格発表を待つだけ。もうなるようにしかならないから、と考えると大分気持ちが軽くなった。また、来年かねぇ。