今回はなかなかヘビーな研修会でした

年に1回ある業界団体の研修会に出席。遠く那須塩原まで出かけて泊りがけで研修である。もっとも夜は懇親会でドンちゃん騒ぎなわけだけど。
業界団体でやっていることの活動報告は無難に話が進み、終了。しかし、その後の講師を招いての研修会ではなかなか重たい話が飛び出し、話は1時間近く延長になってしまった。その延長の原因が、まず国土交通省の方を呼んでの研修で、例の耐震偽装や新しくなった建築基準法のことだとかで話が延長し、更に不祥事を起した時の企業の対応のあり方なんてことまで飛び出して長くなった。内心、民間の不祥事のあれこれを批判する前に、今回の一連の騒動の国土交通省としての責任はどうなんだと思ったが。次に、これが一番重たかったが、非常に古くから業界に関わっている先生で、今でも現役で全国を飛び回りながら業界のために尽力されている方の講演。もう、初めこそ「私の顔を見たら不眠症に陥る方も多いと思いますが」などとおどけて見せながら穏やかに話を始めたが、だんだん迫りつつある危機や、業界の問題点を話すに付けボルテージが急上昇し、参画企業への叱責が始まってしまったのだ。仰る事いちいち至極ごもっともで反論出来なかったので、会場は重たい空気に包まれた。久しぶりにこの先生から喝を入れてもらった感じである。
叱責を受けた要点は、とにかく市場の新規開拓への意欲が弱すぎると。もう儲け話の無いところで競い合ってばかりで、開拓精神に欠けていると。また、業界内で他社製品を誹謗中傷し、顧客を惑わせ、結果それが対立する別の業界を利する形になっていることへの危機感を抱いて欲しいと。言われたことを吟味し、上の人によく伝えなければと思った。