亀田大毅が負けたとな。別にファンでも何でもないし、むしろあの傲慢で無礼な振る舞いに嫌悪感も感じていた。でも、練習量は凄いし、若いし、何よりモハメド・アリ(と比べたらアリに失礼か)のようにビッグマウスを叩き、自分を負けられない状況に追い込んでいたのだとしたら、ひょっとしてという期待もあった。
しかし結果は惨めな内容。ああも差をつけられてはねぇ。おまけにあの反則。ボクシングを侮辱しているね。若気の至りかもしれないけど、あれは戴けない。今まで見たことある試合では最低の挑戦者だった。録画したのが無駄になった。公約を見事に果たしてもらいたいものだ。ああいうのがリングに上がってはいけない。
対して内藤選手はさすがはベテランといったところ。見かけは強面でも中身が温室育ちだった若造をよくぞぶちのめしてくれた。チャンピオン側に立てば、実に気持ちのいい、スカッとする試合であった。そういう意味では久々に面白い試合だった。