今日はたまたま東海テレビ(フジテレビ系列)で「もし世界が100人の村だったら」(だったかな?)という番組をやっていたので、特別に夜更かしを許し、坊たちに観させた。内容的には幾つか「ひょっとしてヤラセじゃないのかなぁ?」という点はあったものの、坊たちに見せようと思った趣旨としては、世界には同じ年代でも非常に苦しい状況で健気に生きている子供たちがいるんだってことを分かって欲しかったので、余計なことは言わずに黙って観させた。
R君にはまだ理解できなかったようだが、J君は観た後黙り込んでしまった。単に眠たくなったのか、ひどくショックを受けたのかは分からないけれど、何かを感じてくれたはず。この当たり前の状況がいかに恵まれた状況なのか、この当たり前の状況がいかに不安定な土台の上に成り立っているのかを感覚的に理解して欲しかった。ダメ押しで「もしお父さんが死んじゃって、お母さんも身体を壊して寝たきりになっても、おまえはあの子達のように家族を支えて働けるかい?」と聞いたら泣きそうな顔になっていた。うん。よく考えておいてくれよ。お父さんもJ君と同じ年の頃に「お父さん死んじゃったらどうしよう、お母さん死んじゃったらどうしよう」と訳も無く不安になって考え込んでたことがあるんだ。これは覚悟する意味で考えておくのは有意義だと思う。