高校生の頃からだったか、刃物が好きだ。一時期ナイフの収集をしていたこともある。私の経済力では、大したナイフは集められなかったが。
先日の祖父の葬儀で、本物の日本刀を見せてもらった。見た目はドスのようで、目釘代わりに木ねじが締めてあったのでちょっと見てくれは悪かったが、刀身は本物の日本刀だった。鉈の重さに剃刀の切れ味。爪を軽く当ててみただけで、スッと刃が食い込んだので切れ味は相当なものがある。刀身は細身で短刀、脇差ともちょっと違う。叔父によれば用途が特殊な小刀で、居合いで相手の親指を落とすためのものだそうだ。確かにこれなら居合い抜きの一閃で指を切り落とせそうな気がする。
本物の刀を触ってちょっと感動したので記す。